重罪人の多くが反省の仕方を知らないのだという。
だから自分の行いを改めることができない。
そうやってまたしても重い罪を犯す。
その結果、死刑に処されたのちも自分がなぜ死刑にされたのかを
理解できず、その憤りの捌け口を求め、この世を徘徊するらしい。
ここで、あくまでも「~らしい」という表現にとどめておく。
こうして社会に怨みを抱えた霊が成仏できず、
自分と似た状況の人物と惹き合っては憑依する。
それで残虐な事件がくり返されるとのことだ。
死刑制度を維持する日本では、なかなかに示唆に富む視点ではないか。