政治資金規正法改正を巡る攻防の前哨戦となった20日の衆院予算委員会では、自民党派閥の裏金事件の真相究明や政治改革に対する岸田文雄首相(自民総裁)の姿勢に野党の批判が集中した。
昨年12月に事件対応へ「火の玉になる」と宣言した首相が「火だるまになった」(立憲民主党中堅)格好だ。22日に始まる衆院政治改革特別委での改正案審議で自民は苦しい対応を迫られそうだ。
「当事者が一番遅くて内容のないものを出す。反省がないのではないか」。予算委で野党の1番手に立った立民の野田佳彦元首相は自民が提出した規正法改正案をこう酷評。「顔を洗って出直して来いとたんかを切りたい」と迫った。
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