三重県の小林貴虎県議(48)=自民党=に対する辞職勧告決議案が19日の県議会本会議で否決されたことを巡り、2021年に自宅住所などを小林氏のブログで無断公開された同県伊賀市の男性カップルが21日、決議案に反対した議員23人に公開質問状を送付した。同日、県庁で記者会見した、カップルの1人の嶋田全宏さん(46)は「きっちりと説明責任を果たしてほしい」と訴えた。
辞職勧告決議案は、小林氏が「安倍晋三元首相の国葬に反対するSNS発信の8割が、隣の大陸からだった」などとツイッターに投稿した問題で、旧民進党系の「新政みえ」など3会派の議員が提出。自民の17人と第3勢力「草莽」の6人が決議案に反対し、23対22(退席2)の1票差で否決された。
質問状では、決議案に反対した理由▽小林氏の「国葬8割」投稿への問題認識▽今後県議会として政治倫理審査会を設置して、事実関係や問題点の解明に取り組む考えはあるか――の3点を尋ねた。回答期限は31日。
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https://mainichi.jp/articles/20221021/k00/00m/010/187000c