《圧倒的な会場の迫力、熱気を感じるとともにレースを支える多くの皆さんのご苦労についてお話を伺い、次の技術開発へのデータ分析の現場を拝見しました》
10月10日、ツイッターにこう投稿したのは岸田文雄首相(65)。
各メディアによると前日の9日、岸田首相は三重県・鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリを訪問。決勝前に行われたセレモニーで表彰台に登壇し、「3年ぶりに世界の鈴鹿が帰ってきた。日本、世界が元気になる。F1グランプリを楽しんで下さい」と挨拶した。日本のレースイベントに現役の首相が出席するのは歴史上初めて。岸田首相は関係者席でスタートの瞬間を観戦したという。
そんななか、首相の“優先順位”に疑問を呈する声も上がっている。
「台風15号による浸水や土砂崩れなどの被害を受けた静岡県について、岸田首相は3日の臨時国会の所信表明演説で『お亡くなりになられた方々に、哀悼の意を表するとともに、被災された全ての皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます』と言及したのみ。実際に被害にあった現地を訪れたりはしていません」(政治記者)
静岡県では、台風から2週間以上が経った今でも復旧作業が続いている。
「深刻だったのは清水区で起きた大規模な断水。7日でようやく全面解消したとのことですが、土砂や瓦礫の撤去にはまだ時間がかかりそうで、地元の人からはボランティアの助けを求める声があがっています」(前出・政治記者)
台風15号が猛威を振るった直後の9月25日には、岸田首相は災害に関する声明を出さず散髪に行っていたことも取り沙汰されていた。そのためSNS上では “被災地軽視”ともとれる姿勢が続いているとしてことに批判が続出している。
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https://jisin.jp/domestic/2141302/