「じつは“鈴木エイトは競売に出た不動産物件を買い漁る金の亡者だ”などと攻撃する怪文書が、一部の自民党関係者の間に出回っているんだよ。統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題で、党を挙げての大騒ぎ。“苛められた”連中が、こんなもので鬱憤を晴らそうとしているのかもしれないな。萩生田さんが“逆ギレ”しているように、誰にも反省の色はないからね…」
と語るのは自民党関係者。鈴木エイト氏といえば、舌鋒鋭く統一教会を追及することで知られるジャーナリストだが「萩生田さんの“逆ギレ”」というのは、この問題をめぐり萩生田光一政調会長が「あの鈴木某は赦さない」と発言したとされていることを指している。
“怪文書”について身に覚えがあるか、鈴木氏に直接尋ねると、なんと本人が現物を入手していた。
「出回っているのなら、おそらくこれと同じものでしょう」と、鈴木氏が差し出した文書を見ると、たしかにあることないこと好き勝手にあげつらっている怪しげな文書だ。文中では、「鈴木氏の本業は大工」となぜか決めつけ、統一教会をはじめとする宗教団体を執拗に追うのは、カネのためであるかのように書いている。さらに「不幸な人たちの上前をはねる」ように競売にかけられた不動産を鈴木氏が続々と買い漁っていると、断じているのだ。おまけに、鈴木氏の家族構成を取り上げ、職業などのプライバシーを暴く形で取り上げている。
鈴木氏本人はこの中身を「デタラメばかりです」と一笑に付す。
「内容からすると、3年ほど前の情報をもとに書いているのでしょうね。そもそも僕は、大工ではありません。趣味でそういうことはやってはいますが…。競売物件を買っているのも事実ですが、それを一律に『資産を泣く泣く手放した人を食い物にしている』と書くのは無理がありますよ。それでも僕のことをそう思いたいなら、どうぞご自由にという感じですね。ただ、家族のことを悪くいうのは許せません。いずれにしても、この文書の書きぶりは下劣で、書いた人間の品性も推して知れるというものです。この文書の存在は、政界に通じているある人から教えてもらいました。これを書かせた人物は、政治家たちの間で、僕の信用を落としたいのでしょうね」
今後も、スキャンダルを探られたり、捏造されたりする可能性はあると鈴木氏は考えている。
「以前“白い旅団”と名乗るうさん臭い集団が、統一教会の問題に取り組む弁護士たちのスキャンダルを捏造したりしていました。そのときと同じ面々が、現在も動いているという話が入ってきています。それならそれで、追及のモチベーションが高まります」
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