米軍横田基地(東京都福生市など)の脇に住む瑞穂町の自営業女性(53)らが22日、都庁で会見し、配備されている米軍輸送機CV22オスプレイが低空で機体を制止するホバリングの騒音や、振動で揺れる窓の音声動画を公開した。「目と鼻の先に住民が住んでいるのに、ごう音を出す訓練はやめてほしい」と訴えた。
女性や同席した共産党都議団によると、自宅は基地北側のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)から約100メートル。北側ヘリパッドでの演習は週に3日以上、夕方から午後10時ごろまでの間、3、4時間続く。10分ほどホバリングした後、周囲を数分飛んで戻り、ホバリングする繰り返しという。
動画では、強い風圧やごう音とともにホバリングするオスプレイと、防音用の窓の2重サッシが激しく振動し続ける様子が撮影されていた。20日午後9時半の動画では、100デシベル以上を示す騒音計が映っていた。
ホバリングの間、騒音で家族との会話はできず、テレビもヘッドホンなしでは見られないという。風圧で基地から小石が自宅に飛んでくることもある。
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