【関電】たった3ヶ月で9件ものトラブルや不具合。放射性物質含む水の漏洩も

1名無しさん@Next2ch:2022/09/13(火) 20:48:29.27 ID:Hq/kQ2zT

 関西電力の原発4基で、6月から3カ月しないうちに計9件のトラブルや不具合が相次いでいる。放射性物質を含む水の漏えいや重要な冷却装置の圧力低下もあった。美浜3号機(福井県美浜町)は原因特定のため、予定より20日遅れの30日に運転を再開した。福井県内では運転開始からの年数が40年前後という古い原発が多く、来年夏には新規制基準をクリアした7基すべてが稼働できる体制になるだけに、運転には細心の注意が求められる。

 新規制基準に適合し、知事の再稼働同意を得られた関電の原発は美浜3号機、大飯3、4号機、高浜1~4号機の7基。テロ対策施設が完成していない高浜1、2号機以外の5基は運転を再開している。

 最も不具合やトラブルが多かったのは運転開始から37年の高浜3号機で4件。使用済み燃料監視カメラの不具合などがあった。同じく37年の高浜4号機は2件あり、運転時間が長い同機特有の事象として、蒸気発生器の細管減肉が見つかった。比較的新しい29年の大飯4号機では2次系配管からの水漏れ1件があった。

 45年の美浜3号機では8月に入って2件のトラブルが相次いだ。原子炉補助建屋内で放射性物質を含む水約7トンが漏れた事案は、協力会社がフィルター容器のふたのボルトを規定値より緩く締めていたことが原因。締め付けが緩いまま4カ月間運転していた。

 NPO法人「原子力資料情報室」の松久保肇事務局長は「電力逼迫(ひっぱく)と言われる中、原発再稼働をアピールするため無理をしている印象があり、現場にしわ寄せが来ているのかもしれない」とし、安全を最優先した運営を強く求める。

 美浜3号機の水漏れは、協力会社が関電から承認を受けた工事計画書通りの数値を作業要領に記入しなかった単純ミスが原因。県の野路博之安全環境部長は関電幹部を県庁に呼び「長期の運転停止によって現場での気付きや暗黙知が低下するようなことはあってはならない」とくぎを刺した。

 来年6月には運転開始から47年の高浜1号機、7月には46年の同2号機が再稼働する計画。県内の原子力関係者は「高経年化が原因だったり、現場力や意識の問題だったり、相次ぐトラブルは件数よりも質が問題。来年7基を稼働させるなら、より一層の安全対策や緊張感が求められる。特に高経年化した原発はより念入りに見る必要がある」と語った。

 関電は取材に「一連の事象を発生させてしまったことを深く反省し、着実に再発防止対策を実施するとともに、再度安全最優先を徹底してプラント全体の安全確保に全力で取り組んでいきたい」とコメントした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/df0e4d18d7f53cfc32880955e7366b074a92c0ab


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