国連人権高等弁務官事務所(OHCHR、スイス・ジュネーブ)は8月31日、中国の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での深刻な人権侵害を指摘する報告書を発表した。拷問が行われているのは明らかであり、「人道に反する罪に相当する可能性がある」としている。
報告書は、人権高等弁務官を務めていたミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)氏の4年の任期が満了する9月1日午前0時の13分前に公表された。
報告書は約1年かけて作成された。中国政府から公表しないよう強い圧力を受けていたバチェレ氏は、AFPに対して電子メールで「任期終了までに公表すると明言していた。その通りにしたまでだ」と説明。「(ウイグル自治区の)人権問題は深刻だ。中国政府と地方当局に問題を提起した」と述べた。
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https://www.afpbb.com/articles/-/3421615