新型コロナウイルスに感染した子どもが感染から数週間後に心臓の働きなどが悪くなる小児多系統炎症性症候群=「MIS−C」と呼ばれる症状の新たな報告が相次いでいることが自治医科大学附属病院などの調査でわかりました。
病院では近く小児科医などの学会と合同で全国規模の実態調査に乗り出すことにしています。
小児多系統炎症性症候群=「MISーC」は、新型コロナウイルスに感染した子どもにまれにみられる症状で感染から2週間から6週間後に、全身に炎症が起き、心臓など複数の臓器の働きが悪くなるなどして、海外では死亡するケースも報告されています。
自治医科大学附属病院によりますと、国内ではことし初めの第6波までは子どもの感染自体が比較的少なかったため注目されていなかったということですが、ことしに入ってMISーCと診断されるケースが相次ぎ、全国で少なくとも20例に上るということです。
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https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220713/1090012810.html