イギリスの国内担当の情報機関である情報局保安部(MI5)の男性スパイが、その地位を利用してパートナーの女性を脅し、捜査を受けていた最中に諜報の仕事を続けるため海外に移住していたことが、BBCの取材で明らかになった。
この男性をめぐっては、女性に対して殺すと脅し、ナタで襲っている映像が浮上している。
政府は事案の公表を阻止するためBBCを提訴。その結果、イギリス人ではないこの男性について、女性の脅威になっていることを示す証拠があるにもかかわらず、BBCは氏名を明らかにすることができない。
証拠からは、男性が暴力的な過去をもつ右翼の過激派だとわかる。
前例のない法廷闘争の中でBBCは、女性には男性の身元を知る権利があり、氏名の公表によって潜在的な被害者が危険から守られることになると主張した。
政府は広範囲にわたったBBCの調査報道の公表を阻止しようとしたが、BBCはそれに屈しなかった。
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https://www.bbc.com/japanese/61518808