新緑が目にまぶしい5月になりました。5月の和風月名といえば、「皐月(さつき)」が馴染み深いですね。でも、その他にも5月の異称がたくさんあるのを知っていますか?
『二十四節気と七十二候の季節手帖』などの著者で作家の山下景子さんに、皐月の由来とその他の5月の異称について伺いました。
なぜ「皐月」と呼ぶのか?
「“皐月”の“さ”は、田の神、あるいは、田の神に捧げる稲を表すといわれます。また、“早苗月(さなえづき)”の略だとする説もあります。
早苗の“さ”は、時期的に早く若々しいという意味の接頭語とも考えられますが、皐月の“さ”と同じと解釈することもできますから、やはり、田の神と関係があるのでしょう。
“皐月”を音読みで“こうげつ”と読んでも、5月の異称です。“皐”にはいろいろな意味がありますが、水田という意味も持っています」(山下さん)
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