筑波大学などの研究グループは、蚊の成長を止める化合物を発見した。植物の色素として知られる「フラボノイド」の一種で、脱皮や変態に必要な昆虫ホルモンの合成を妨げる。実際にネッタイシマカの幼虫にこの化合物を加えると、発育が止まることを確認した。既存の殺虫剤と比べると影響の出る生物が限られると期待でき、環境負荷の少ない殺虫剤につながる可能性がある。企業との連携も視野に、さらに効果の高い化合物の開発を進める方針だ。
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC061DH0W2A400C2000000/