[北京 23日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は23日、自由貿易試験区(FTZ)の改革深化につながる一連の措置を発表し、資格要件を満たした個人に対し、関連規則の下で海外の証券への投資を認める方針を示した。
中国は現在、個人に対し、上海と香港の株式相互取引など限られたクロスボーダーの投資手段を通じた海外証券への投資しか認めていない。
国務院のウェブサイトに掲載された声明によると、FTZ内の銀行が海外の機関に代わって人民元のデリバティブ事業を行うことや、特定のFTZで知的財産権の証券化に関する試験プログラムを立ち上げることも認める方針。
このほか、主要FTZの鄭州と西安から海外の航空会社が国際旅客・貨物サービスを運航することを認める。
自動車輸入に関して煩雑な手続きを効率化する方針も示した。
https://jp.reuters.com/article/china-economy-freetradezones-idJPKCN1NS0YE