【ニューヨーク時事】国連総会第3委員会(人権)は16日、ミャンマー西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害を非難する決議案を賛成142反対10棄権26で採択した。中国などが反対、日本政府はミャンマー政府に配慮し、昨年同様棄権した。
決議案はイスラム協力機構(OIC)と欧州連合(EU)が主導した。決議案は国際調査団が報告したミャンマーでのあらゆる人権侵害を強く非難。ラカイン、カチン、シャン各州で続く少数民族に対する人権侵害の報告に「重大な懸念」も表明した。人権侵害に対する「完全かつ独立した調査」や、加害者の責任追及も要求した。(2018/11/17-06:54)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111700202&g=pol