アップルCFOのルカ・マエストリは先日、今後は決算発表の場でiPhone、iPadおよびMacの売上台数を公表しないと宣言した。iPhone 6とiPhone 6 Plusの発売以来、iPhoneの販売台数は伸び悩んでおり、アップルは個別の製品価格を引き上げ、マージンを増やすことに注力してきた。
しかし、アップルが販売台数の非公開を決めたことは、同社が今後、ハードウェアではなく、ソフトウェアやその他のサービス部門の収益を軸に据えようとする姿勢とも受け取れる。
筆者は、これを実現するためにはかなりの時間が必要になると考えていた。そして、最新のレポートで、アップルが「求めやすい価格」の端末として売り出したiPhone XRですら、当初の売上目標を達成できていないという事実が明らかになった。
フォーブスのGordon Kelly記者は10月の記事で、iPhone XRが予約の受付開始から数日が経っても「発売開始日に入手可能」になっていた事実を指摘した。iPhoneの最新モデルはこれまで、発売から数時間で売り切れになるのが通例だった。
その後、11月6日になって複数のメディアが「アップルはiPhone XRの製造台数を6000万台から4500万台に引き下げた」と報道した。これは大幅な下方修正だ。
つづく: https://forbesjapan.com/articles/detail/23899