米IT大手グーグルは9日、基本ソフト(OS)「アンドロイド」のスマートフォン搭載をめぐり、欧州連合(EU)欧州委員会がEU競争法(日本の独占禁止法に相当)違反として同社に43億4千万ユーロ(約5600億円)の制裁金を科したのを不服として、EU司法裁判所に提訴した。同社が欧州メディアに明らかにした。
欧州委から過去最高の制裁金が科された事件は、法廷に持ち込まれ、解決が長引きそうだ。
欧州委によると同社は、アンドロイドを搭載するスマホの利用者がグーグル検索アプリを使うよう、スマホメーカーに初期設定を要求した。
欧州委は7月、グーグルが「インターネット検索での独占的地位を固めるため」違反行為をしたと断じ、制裁金支払いを命令した。(共同)
産経ニュース 2018.10.10 09:07
http://www.sankei.com/world/news/181010/wor1810100012-n1.html