70年の大阪万博では「太陽の塔」や「月の石」などが人々を魅了した。2度目の大阪万博は、どのような世界を描こうとしているのか。
(中略)
25年万博には、日本、ロシア、アゼルバイジャンの3カ国が立候補。11月のBIE総会で、加盟約170カ国の投票で決まる。今月13日にパリで開かれるBIE総会では、各国がそれぞれの計画を説明する。
松井一郎・大阪府知事は「万博で体験した取り組みが生活に根づき、世界中の人々が課題解決に向けてライフスタイルや社会を変える。そんな新しい万博が、大阪ならできる」と開催意義を強調している。
2025年大阪万博の概要
【開催期間】
・2025年5月3日~11月3日
・150カ国が参加。来場者は約2800万人(見込み)
【テーマ】
・いのち輝く未来社会のデザイン
【コンセプト】
・未来社会の実験場「People’s Living Lab」
・国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)の達成を後押し
【会場】
・大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」の155ヘクタールに3エリアで構成
・「パビリオンワールド」は大小さまざまな建物をランダムに配置し、世界中の多様性を表す。あえて大きなシンボルはつくらず、知恵や技術を出し合って解決策を探る「課題解決型」の万博を表現
・「グリーンワールド」は広場やアウトドア施設
・「ウォーターワールド」は水面に網目状の通路を張り巡らせ、水上ホテルや迎賓施設を設ける
https://www.asahi.com/articles/ASL5G6290L5GPTIL01S.html