論文はたぶんこれ
https://arxiv.org/abs/1702.01845
「波動関数の収縮」っていうのはつまりシュレディンガーの猫を観測したら生きてるか死んでるか確定してしまうという話
観測によって確率が変わる (波動関数が収縮する) のは条件付き確率 P(A|B) の話と似てるんだけど
P(AかつB) (同時確率) がきちんと定義できてないのに条件付き確率ってなんだよっていう批判があったらしい
この人たちは密度行列っていう波動関数を一般化したようなやつをアップデートしてる
このとき「事象」とは何かという概念もアップデートしてて
事象とは「観測結果とその結果を用いて行われる操作との組」と定義しなおしてる
密度行列は正方行列なんだけどこういうふうに一般化した場合
密度行列に対応するものは CP map っていう非正方行列になる
こうすると同時確率を論じることができて、
しかも条件付き確率 P(A|B) = P(AかつB) / P(B) がボルンの規則と一致する