気象庁は6月5日から従来の約10倍の速度で気象計算のプログラムを処理する新しいスーパーコンピューターの運用を始める。更新は6年ぶり、計算速度は1秒間に約1京8千兆回で詳細な雨の予測が15時間先まで可能になる。担当者は「台風の影響や集中豪雨が発生する可能性を早い段階で把握し、早期の避難勧告など自治体の防災対応の迅速化が可能になる」としている。
気象庁によると、複数のモデルの数値予報結果を組み合わせ、6月下旬をめどに詳細な降水分布を予測する「降水短時間予報」の予報時間が現行の6時間先から15時間先まで可能になる。
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