https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30383270R10C18A5ML0000/
タッチパネル式の画面により選挙で投票する「電子投票」を全国の自治体で唯一実施していた青森県六戸町が2018年春で休止を決めた。導入する自治体が増えず、機器をリースしてきた国内でただ一つの団体が、採算面から新しい機器を供給できなくなったことが要因。投開票の効率化などに期待された電子投票だが、静かに姿を消す。
電子投票は、開票作業の迅速化や文字が読み取れないことなどによる無効票の解消につなげようと、特例法により地方選挙に限って02年に解禁された。画面に表示された候補者名を押すことで投票できる。六戸町は04年1月の町長選挙で初めて実施した。