女性向けAV“王道2トップ”で見えた「日本女性の性的嗜好」
女性向けのマスターベーショングッズはドラッグストアで売られ、女性誌で特集が組まれるほど一般化。
自らの性体験をブログやツイッターで語る女性も支持を集め、2015~16年に開催された「春画展」に女性客が殺到したのも記憶に新しい。
女性の性がオープンになってきたのは間違いなさそうだ。けれど、モヤモヤする。
セックスやエロに関心がある女性が「さみしい女」「イタイ女」と見られてきた歴史は長い。
もっと気になるのは、自分自身の目線だ。自らの性欲を認めることに、どこか罪悪感がある。
無理やりされるのは言語道断だが、かといって、自分からガバッと……も何か違う気がする。
このちぐはぐな違和感の正体は何なのか。
「この10年で、人気AVの王道2トップのパターンは、ほぼ変わっていません」
そう語るのは、AV制作会社「ソフト・オン・デマンド」のグループ会社で、09年から女性向けAVを制作するシルクラボの牧野江里社長。
女性向けアダルトショップから「女性が安心して見られるAVが少ない」という声を受け立ち上がった。
女性向けAV“王道2トップ”とは? ひとつは、好きな人といちゃいちゃする「ラブラブ」系。
そして「好きな相手からちょっと無理やり」系だという。
https://dot.asahi.com/aera/2018051000047.html