関西電力は10日、大飯原発4号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)で、蒸気発生器の水位の低下を知らせる警報が鳴ったと発表した。警報はすぐに停止したが、出力の上昇操作を中断した。周辺への放射線の影響はないという。4号機は9日に再起動したばかり。
関電によると、警報が鳴ったのは10日午後5時38分。警報の停止後に機器を確認したところ、蒸気発生器の水位は規定値内で、プラントにも異常はなかったという。しかし関電は午後5時から実施していた原子炉の出力を上昇させる操作を中断。念のため水位に問題がないかや、警報の回路や配線、電圧などに異常がないかを点検しているという。問題がないことが確認できれば、出力の上昇操作を再開させ、予定通り11日夕から発電・送電を始めるという。
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