ネット通販最大手のアマゾンジャパンは、4日の注文受け付け分から、購入金額が2千円未満の場合、書籍や一部の家電製品を除き、配送料を値上げすると明らかにした。これまでは一律350円だったが、本州と四国(離島を除く)向けは400円、北海道▽九州▽沖縄▽離島は440円にする。アマゾンが配送料を変えるのは、「全品無料」をやめた2016年春以来。
2千円以上の注文や、有料会員(年会費3900円)の注文では引き続き送料が無料となる。宅配大手の人手不足から配送料金が高止まりしており、利用者にも負担を転嫁する。
最短で当日に荷物を届ける「お急ぎ便」でも、最大で640円(北海道・九州向けの当日便)とする。
アマゾンで購入する場合は、同社が直接扱う商品と、数十万の個人・法人が商品を出品している「マーケットプレイス」の二通りがある。今回の値上げはアマゾンが扱う商品が主な対象だ。最大手のアマゾンが配送料を値上げしたことで、他の通販会社も追随する可能性がある。(上地兼太郎)
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