韓国と北朝鮮は、29日行った閣僚級会談で、ムン・ジェイン(文在寅)大統領とキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談を、来月27日に、軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)の韓国側の施設で開くことで合意しました。このあと、合意内容をまとめた共同報道文が発表される見通しです。
韓国と北朝鮮は、10年半ぶり3回目となる南北首脳会談を、来月末に軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設で開くことで合意しています。
これに向けて、29日午前10時から、パンムンジョムの北朝鮮側の施設で、韓国側からチョ・ミョンギュン(趙明均)統一相らが、北朝鮮側から祖国平和統一委員会のリ・ソングォン委員長らが出席して、南北閣僚級会談が行われました。
韓国政府によりますと、その結果、ムン・ジェイン大統領とキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長による南北首脳会談を、来月27日に、軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設で開くことで合意しました。
また、来月4日には、儀典や警護などについて協議するための実務協議を行うことになりました。
会談では、朝鮮半島の非核化などの議題を巡っても意見が交わされたものと見られ、このあと、合意内容をまとめた共同報道文が発表される見通しです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180329/k10011383841000.html