フランス南西部の町で23日、男が人質をとって店に立てこもるなどした事件で、自ら市民の身代わりとなって人質となり、男に銃撃された治安当局の連隊長が死亡した。
この事件はフランス南西部カルカソンヌで23日、男が銃を発砲して車を強奪し、その後、郊外のトレブのスーパーマーケットで客らを人質にとって立てこもったもの。
その際、治安当局の連隊長アルノー・ベルトラムさんが逃げ遅れた女性の身代わりを自ら志願し人質となったが、男に銃撃されて重体となり、24日、死亡した。
ベルトラムさんは携帯電話を通話状態のままにして店内の様子を伝えていて、治安部隊が突入する際の判断につながったという。
フランス大統領府は「テロリストの暴挙を止めるために自ら命を差し出し、英雄として死亡した」と声明を発表している。
一連の事件で、これまでに4人が死亡、15人がケガをし、過激派組織「イスラム国」系の通信社は、「イスラム国」の戦闘員による犯行だと伝えている。(03/24 20:10)
http://www.ytv.co.jp/press/international/TI20273218.html