季節外れの雪、関東甲信の山沿い中心に大雪警戒
春分の日の21日は、低気圧の影響で全国的に真冬の寒さに逆戻りしています。関東や東海の平野部では季節外れの雪が降っています。
箱根の小涌谷では、朝から雪が降り続いています。足下をみますと、10センチ以上になるでしょうか、かなり雪が積もっているのがわかります。
この雪の影響で、箱根登山鉄道は運休になる見通しだということです。現在は雪の影響で立往生している状況です。駅員に聞きますと、3月下旬にこれだけの雪が降るのはかなり珍しいと、困惑している様子でした。観光客に聞きますと、美術館に行きたいが、タクシーもつかまらないうえ、バスも動かないと困っていました。
関東や東海を中心に現在も雪が降り続いています。22日にかけて、この雪が続きます。東京、八王子では、21日未明ごろから雨が雪へと変わり、街路樹にもうっすらと雪が積もりました。開花したばかりの桜の花も厳しい冷え込みにさらされています。
長野県松本市では、午前10時までに1センチの雪が積もり、墓参りに訪れ人も季節外れの雪に驚きを隠せませんでした。
「まさかこの時期、こんなに(雪が)降るとは思わなかったので・・・」
山梨県富士河口湖町ではスリップ事故が発生するなど、各地で雪による被害が出ています。
この雪は、22日にかけて降り続き、東北地方まで広がる予想となっていて、今後、雪がさらに積もる所も出てきます。22日までに予想される雪の量は、関東北部の山沿いと甲信で40センチ、東北で20センチから30センチ、関東の平野部でも10センチとなっています。東日本や北日本で局地的に激しく降るため、大雪や着雪、路面の凍結に警戒が必要です。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3322570.html