希望の党の松沢成文参院議員団代表は7日午後の役員会で、玉木雄一郎代表ら執行部に分党を申し入れる。分党に必要な国会議員5人を確保した。分党する場合、「希望の党」の党名を松沢氏らが引き継ぐことを求める考えだ。
党関係者が明らかにした。松沢氏のほか中山成彬元文部科学相、中山恭子元拉致問題担当相、井上一徳衆院議員、行田邦子参院議員が同調する意向という。
憲法改正や安全保障に関する考えの違いから、執行部は、松沢氏らが分党して党を去ることを容認。これに対し、松沢氏は「私たちが本流だ」と主張し、執行部側に党から出るよう要求していた。玉木氏は先月31日、党内の混乱を回避するため「もう分党の話はない」と語り、分党問題をいったん白紙に戻す考えを示していた。
https://mainichi.jp/articles/20180207/k00/00e/010/302000c