イチゴの生産量が日本一の栃木県は、特色ある県内産の品種を増やそうと、実が白い、大粒のイチゴを開発し新しい品種として国に登録の出願をしました。
栃木県が新たに開発した白いイチゴは「栃木iW1号」と呼ばれ、実が表面から中まで白く、粒は重さがおよそ20グラムと大きめで甘みが強いのが特徴です。
栃木県のイチゴ専門の研究所で既存の白い品種と赤い品種をかけ合わせて作られ、今月26日に新しい品種として農林水産省に登録の出願をしました。
栃木県は主力品種の「とちおとめ」を中心にイチゴの生産量が年間2万5000トンと50年連続で全国1位を維持していますが、新たな特色ある品種を増やそうと6年かけて開発を進めてきました。
県は白いイチゴの名前を公募し、ことしから試験的に栽培したうえで、2年後の2020年に苗を農家に販売する予定で、赤いイチゴと紅白のセットにして贈答用などの需要も見込んでいるということです。
栃木県の福田知事は会見で「ほかのものに負けない白いイチゴが誕生した。完熟のキウイのような今までにない味だ。首都圏や関西、さらに海外を視野に入れて販売に取り組みたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180130/k10011307441000.html