自作した火炎放射器を公園で使用したとして、神奈川県警横須賀署は22日、横須賀市の派遣工員の男(20)を軽犯罪法違反(火気乱用)容疑で横浜地検横須賀支部に書類送検した。
同署によると、火炎放射器の製造や所持を規制する法律がなかったため、燃えやすいものの近くで火を使った者を罰する同法の適用に踏み切ったという。
発表によると、男は昨年8月と9月の未明、同市公郷町の公園内で、建物などへの延焼の恐れがあることに注意せず、火炎放射器を使って炎を出した疑い。
火炎放射器は小銃のような形をしており、鉄やアルミによる金属製で長さ約60センチ、重さ約3キロ。先端の火にガスを使って灯油を霧状に噴射することで火炎を出す仕組みだった。同署が行った実験では2メートルほどの炎が出たといい、ガソリンを使えば威力が増すという。
男は使用時の映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開。「次はガソリンを使う」などと話していたという。男は作り方をインターネットで知ったとみられ、調べに対して「動画を見せて自慢したかった。インターネットで販売もしたかった」などと供述している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180122-OYT1T50071.html