台風や長雨の影響で値上がりしているレタスやだいこんなどの野菜の価格について、農林水産省は、今月いっぱいは高値が続くという見通しを発表しました。
10月の台風21号や長雨などの影響で、東京中央卸売市場の野菜の卸売価格は、先月30日時点で、「レタス」が平年の2.8倍、「ほうれんそう」が2倍、「だいこん」が1.9倍となるなど、高値が続いています。
農林水産省は1日、今月末までの野菜の卸売価格の見通しを発表し、このうち、「レタス」は10月中旬の長雨の影響で生育の悪い状態が続いていることから、今月いっぱいは価格が高い状態が続くとしています。
また、「ほうれんそう」や「キャベツ」のほか、これから鍋料理で使われる「はくさい」や「だいこん」それに「ねぎ」も出荷量が回復する見通しが立たないとして、いずれも今月いっぱいは価格が高い状態が続くということです。
農林水産省は「台風のあとに植えた苗が成長してくれば出荷量が回復し、価格が落ち着くと見られるが、野菜によっては、年明け以降も高値が続く可能性がある」としています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171201/k10011243111000.html