大相撲の横綱 日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行した問題の責任をとって29日、日本相撲協会に引退を届け出て現役を引退しました。
横綱 日馬富士は巡業中の先月25日、鳥取市内の飲食店で貴ノ岩を殴ってけがをさせたとして鳥取県警察本部が傷害の疑いで調べています。
日本相撲協会は警察と連携しながら危機管理委員会で事実関係の調査を進めていて、結果がまとまり次第処分を決める方針ですが、日馬富士は処分を待たずに、問題の責任を取ってみずから引退の道を選びました。
日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方は、午前9時前に来年初場所の番付編成会議が行われる福岡市の福岡国際センターに入り、この会議のなかで伊勢ヶ濱親方が日馬富士の引退を届け出ました。会議を終えた伊勢ヶ濱親方は無言で会場をあとにしました。
日馬富士は午後2時から伊勢ヶ濱親方とともに記者会見を開く予定で、引退を決断した理由などについてみずから話をすることになっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171129/k10011239431000.html