札幌市東区の路上で25日、帰宅途中の20歳代女性が包丁で刺された殺人未遂事件があり、北海道警は26日、事件に関与した疑いがあるとして、札幌市の中学1年の少年(12)を児童福祉法に基づき、要保護児童として札幌市の児童相談所に通告した。
これを受け、同児相は少年を保護した。
道警によると、少年は25日午後5時55分頃、同区北43東17の路上で、女性に背後から近づき、背中を包丁で刺した疑いが持たれている。女性は重傷を負った。現場は、団地などが立ち並ぶ住宅街。
道警幹部によると、26日正午ごろ、防犯カメラに映っていた不審人物と似た少年を現場近くで発見。捜査員が事情を聞いたところ、少年は「人を傷つけたかった」などと話したという。
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少年法は、刑事責任を問える年齢を14歳以上と規定。14歳未満で刑罰法令に抵触する行為をした「触法少年」については、逮捕・勾留が認められていない。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171127-OYT1T50004.html?from=tw