切り花としてよく利用される菊に、色素を作る遺伝子を組み込み、青い花を咲かせることに成功したと、農業・食品産業技術総合研究機構とサントリーのチームが26日付の米科学誌サイエンスアドバンシズに発表した。
これまで紫の菊は作られていたが真っ青は難しかった。商業化は先だが、新色の開発で花束のデザインの幅や用途が広がりそうだ。
菊は、バラやカーネーションと並び世界的にも「三大切り花」と呼ばれる。チームは、青い花をつけるカンパニュラとチョウマメから、青い色素を作る2つの遺伝子を取り出し、ピンクの花の菊に組み込んだ。遺伝子をうまく花びらで働かせることで青い菊ができたという。
http://www.sankei.com/life/news/170727/lif1707270009-n1.html