国際水泳連盟(FINA)は22日、ブダペストで総会を開き、シンクロナイズド・スイミングの名称を「アーティスティックスイミング」に変更することを決めた。
五輪専門サイト「インサイド・ザ・ゲームズ」によると、「芸術的な水泳」という意味合いで、競技内容をイメージしやすい名前に変えることで、種目の人気を高めるのが狙いだという。国際水連のサム・ランサミー副会長は、同サイトに「芸術的という表現の方が適切に感じている」と説明。新名称の方が、一般やメディアへの理解度が深まるとも話したという。
ただ、反対の声も上がっている。ロシア代表のポクロフスカヤ・ヘッドコーチの「われわれは従来の名称に満足している。決定には反対だ」というコメントも紹介した。
シンクロナイズド・スイミングは、1934年のシカゴ万博で名付けられたといわれている。84年のロサンゼルス大会から正式に五輪種目として採用された。2020年東京五輪では新しい名称で実施される見通し。
現在ブダペストでは水泳の世界選手権が開かれており、22日には日本がシンクロナイズド・スイミングのフリーコンビネーション決勝で、2大会連続の銅メダルを獲得した。
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