第10管区海上保安本部(鹿児島)は18日、屋久島沖で6月下旬に見つかった大量の白い粉を鑑定した結果、ヘロインだったと発表した。約70キロで末端価格は21億円相当。1度の押収量としては国内で過去最大という。10管や鹿児島県警は何者かが密輸しようとした可能性が高いとみて、麻薬取締法違反や関税法違反などの疑いで捜査している。
10管によると、1度の押収でこれまでの国内最大量は、平成元年の20・6キロ。厚生労働省の統計では、27年度の国内でのヘロイン総押収量は約2キロだった。
ヘロインはポリ袋で200個に小分けされていた。6月26日、屋久島町安房港の南5・5キロ沖で漁師の網に引っ掛かった。
ヘロインは、アヘンから精製したモルヒネを化学変化させたもの。依存性が極めて高く、麻薬取締法が輸出入や製造、所持、使用を禁じている。
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