東京都議会議員選挙は、小池知事が代表を務める都民ファーストの会が、自民党に代わって都議会第1党となり、公明党などを加えた小池知事を支持する勢力が、過半数の議席を獲得することが確実です。自民党は、選挙前の議席を大幅に減らして大敗し、過去最低となる可能性があります。
NHKは、有権者の投票行動や政治意識を探るために投票日の2日、東京都内536か所の投票所で投票を終えた有権者、4万4000人余りを対象に出口調査を行い、68%にあたるおよそ3万人から回答を得ました。
出口調査や情勢分析の結果、小池知事が代表を務める都民ファーストの会は48から50議席を獲得する見通しで、都議会第1党となるのが確実です。
また、都民ファーストの会と選挙協力を結ぶ公明党は21から23議席、東京・生活者ネットワークは1から2議席を獲得する見通しです。
さらに、都民ファーストの会が推薦する無所属の候補者も3から10議席を獲得し、これにより、小池知事を支持する勢力は合わせて73から85議席になる見通しで、都議会の過半数の議席を獲得することが確実です。
一方、自民党は、多くの選挙区でほかの政党の候補者と競り合っていて、13から39議席の見通しです。選挙前の議席を大幅に減らして大敗し、昭和40年と平成21年の38議席をさらに下回って過去最低となる可能性があります。
共産党は10から23議席、民進党は2から9議席、日本維新の会と社民党は1議席を獲得する可能性があります。
諸派と、無所属のうち都民ファーストの会の推薦を受けていない候補者の議席の獲得は難しい情勢です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170702/k10011038461000.html