東日本の太平洋側と西日本では、ことし4月以降、雨の量が少なく、平年の半分以下にとどまっているところがあります。先週、気象庁が「梅雨入りしたと見られる」と発表しましたが、この先1週間程度も雨の少ない状態が続くと予想され、気象庁は、農作物の管理などに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、東日本の太平洋側と西日本では、4月下旬以降、高気圧に覆われて晴れる日が多く、雨の少ない状態が続いています。
4月21日から今月13日までの降水量は、東京の都心で96.5ミリ、和歌山市で97.5ミリ、山口県下関市で106.0ミリ、名古屋市で107.5ミリ、静岡市で108.5ミリなどと、平年の3割から4割程度にとどまっています。
これらの地域では、先週の今月6日から7日にかけて気象庁が「梅雨入りしたと見られる」と発表して以降もまとまった雨は降っておらず、この先1週間程度も梅雨前線が日本の南に停滞し北上しない見込みで、雨の少ない状態が続くと予想されています。
気象庁は、「少雨に関する全般気象情報」を出して、農作物の管理などに注意するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170615/k10011018041000.html