小諸市が“制作費9500円”で作り、昨年12月9日から公開を始めたプロモーションビデオ「小諸がアツ・イー!編」が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で再生回数1万回を突破した。同市は「再生1回あたりの経費は1円未満」と、“お値打ち”な広告効果によるコストパフォーマンスの高さに手応えを感じ取っている。5月末には、シリーズ第2弾の公開を予定している。
動画は、浅間山から現れた「黒装束の悪の集団」に襲われた女性アナウンサーを、市の地産地消推進ゆるキャラ「こもろん」が救うというストーリー。こもろんが地元産の米で作ったおにぎりや採れたてのリンゴを悪の集団に食べさせると、小諸の魅力に気づいて良心を取り戻すという流れだ。映像中には、浅間山や懐古園などの市内の観光スポットも登場する。
動画では、小泉俊博市長が着ぐるみを被るなどして身体を張ったほか、市職員も出演した。制作は専門業者に委託せず、昨年11月に市長自らストーリーを考案し、職員が撮影や編集を行った。制作費は衣装代の9500円のみで済ませたという。
同市の担当者は「役所が持つ従来の硬いイメージを払拭したい。熱意を込めた第2弾をお楽しみに」と話している。
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