深海に生息する「世界最大のカニ」といわれる「タカアシガニ」が大阪湾で初めて捕獲されました。
体長1.1メートル、重さ3.5キロにまで成長したメスの「タカアシガニ」。今月10日、岬町沖の水深50メートル付近でカレイの底引き網漁をしていた漁師が見つけました。
府の水産研究所によりますと、タカアシガニは日本近海の水深300メートル付近に生息し、春には和歌山県南部の沿岸でも獲れるということですが、大阪湾でタカアシガニが獲れたという報告は、これまでにないということです。
「(春に)産卵期の特にメスが浅いところにあがってくるという研究結果がある。獲れたタカアシガニも産卵場所を見つけに大阪湾にあがってきたのかなと」(大阪府立環境農林 水産総合研究所 山中智之 研究員)
研究所は「貴重な研究材料となるため、標本として保管していきたい」としています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3027568.html