コンピューターの将棋ソフト「PONANZA」(ポナンザ、開発者・山本一成さんと下山晃さん)と佐藤天彦名人(29)が対局する第2期電王戦二番勝負第1局は1日、栃木県日光市の日光東照宮で指され、ポナンザが71手で勝って先勝した。第2局は5月20日、兵庫県姫路市の姫路城で指される。
進化を遂げるソフトが、ついに名人と対決した。佐藤名人は昨年、電王戦出場者を決める叡王戦で優勝し、現役タイトル保持者としては初めてとなるソフトとの棋戦に臨んだ。ポナンザはソフトが対戦する電王トーナメントで優勝した。
ポナンザが山崎隆之八段に2連勝した前期は持ち時間各8時間の2日制だったが、今期は同各5時間の1日制に変更された。
ポナンザが先手番で初手3八金から相掛かり戦の進行になり、佐藤名人が先攻した。しかし、ポナンザが正確な指し手を続けて次第に形勢に差がつき、残り時間の少ない佐藤名人は懸命に挽回を図ったが、逆転の機会を作れず投了となった。
http://mainichi.jp/articles/20170402/k00/00m/040/077000c
棋譜:
http://denou.jp/2017/kifu/20170401.html
解説付き:
https://youtu.be/pPsAnqVOqus