12日午前、和歌山県白浜町の動物公園で、タイ人の男性飼育員がゾウの世話をしていたところ、象が振り回した鼻に当たり、まもなく死亡しました。警察が詳しい状況を調べています。
12日午前9時すぎ、白浜町の動物公園「アドベンチャーワールド」で飼育員がインド象の体をホースやブラシを使って洗っていたところ、ゾウが鼻を振り回し男性飼育員の体に当たりました。
飼育員は、体をはね飛ばされて柵に当たったということで、一緒に作業していた同僚に助け出されて病院に運ばれましたが、頭を強く打っていて、およそ1時間後に死亡しました。
警察によりますと、死亡したのはタイ人のウィッチャイ・マディーさん(37)で、もう1人の飼育員とともにゾウのおりの中で2頭の象の体を洗っていたということです。
当時は開園前で、周りに一般の人はいませんでした。警察が、関係者から話を聞くなどして詳しい状況を調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170312/k10010908171000.html