鳥取砂丘にある地下水が湧き出てできた「オアシス」が例年にない大きさに広がり、先月の記録的な大雪で地下水が増えたためではないかと見られています。
鳥取砂丘では、砂丘の入り口と「馬の背」と呼ばれる小高い丘の間の低地に地下水が湧き出してできた「オアシス」があります。
「オアシス」は通常、冬によく見られますが、鳥取県砂丘事務所によりますと、先月下旬ごろから徐々に大きくなり、今月1日に職員が初めて計測したところ、広さは5500平方メートル、深さは1メートル37センチもあったということです。
鳥取市では先月、33年ぶりの記録的な大雪が降り、砂丘事務所は雪どけ水で地下水が増えて「オアシス」が大きくなったのではないかと見ています。風がなくなると水面が鏡のようになり、観光で訪れた人たちは「馬の背」が映り込んだ神秘的な水面を写真に収めて楽しんでいました。
東京から来たという観光客の女性は「オアシスが見られると聞いて来たのですが、大きくてびっくりしました」と話していました。鳥取県砂丘事務所の堀田利明所長は「水深が深い場所もあるので、斜面を駆け下りてオアシスにはまらないよう注意しながら楽しんでほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170304/k10010898701000.html