安倍晋三首相は3日、マティス米国防長官と首相官邸で約50分間会談した。マティス氏は冒頭、沖縄県の尖閣諸島などを念頭に、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条が「本当に重要だと明確にしたい」と発言。同席した政府高官は、マティス氏が尖閣を含む日本の施政権が及ぶ範囲に安保条約5条の適用を明言したことをあきらかにした。
マティス氏は続いて外務省で会談した岸田文雄外相に「尖閣諸島は日米安保条約5条の適用範囲だ。米国は尖閣の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」と表明した。
トランプ新政権の閣僚の来日は初めて。トランプ政権になっても日米同盟は強固であることを示し、東アジアで挑発行為を繰り返す中国や北朝鮮に付け入る隙を与えないようにする狙い
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H3O_T00C17A2MM8000/