シリアで過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)の掃討作戦のため、民兵組織に参加していた英国人戦闘員が、ISの捕虜にならないために自ら命を絶っていたとみられることが、1日までに明らかになった。クルド人勢力筋がBBCに語った。
ウェスト・サセックス州チチェスター出身のライアン・ロックさん(20)は、少数民族クルド人の民兵組織「人民防衛隊」(YPG)に志願し、戦闘に参加していた。ISの主要拠点ラッカへの攻撃が行われていた先月21日に死亡したという。
YPG関係者はBBCに対して、「あごの下に銃痕があった」と語り、自殺を示唆した。
関係者らによると、ジャバル村で5人の戦闘員がISに包囲され、「かなり抗戦した」ものの制圧されたという。
遺体を回収した後の調査で、「英国人戦闘員はISIS(ISの別称)の捕虜にならないために自殺したとみられる」ことが分かったという。
一部報道は、「銃があごの下に接触した後があった」とし、「戦闘員が自殺したことが示唆される」と伝えた。
http://www.bbc.com/japanese/38824318