大雪の影響で鳥取県では米子自動車道や国道など少なくとも4か所で合わせて260台余りの車が動けなくなっています。このうち智頭町では積雪が1メートルを超え幹線道路で車の立往生が相次いでいて、鳥取県の平井知事は自衛隊に災害派遣要請を行いました。
23日からの大雪の影響で、鳥取県江府町の米子自動車道の上り線では19時間以上たった今もおよそ20台が動けなくなっています。
消防によりますと、77歳の男性が気分が悪いと訴え、病院に運ばれたということです。
現場では、道路を管理する西日本高速道路が除雪を進めるとともに動けなくなった車をレッカー車で移動したり、自力で走行できる車を高速道路の外に誘導したりしています。
また積雪が1メートルを超えている鳥取県智頭町でも幹線道路で車の立往生が相次いでいて、国道373号線でおよそ200台が動けなくなっているほか、国道53号線でも3台が立往生しています。
このほか同じ智頭町の鳥取自動車道でもおよそ40台が動けなくなっていて、消防によりますと、3歳の男の子が発熱を訴えて、病院に運ばれたということです。
鳥取県内では、少なくとも4か所で合わせて260台余りの車が動けなくなっていて智頭町のコミュニティーセンターなど2か所に合わせて82人が避難しているということです。
鳥取県の平井知事は24日午前4時すぎに自衛隊に対して、災害派遣要請を行い、智頭町で動けなくなった車に毛布やガソリンを配るなどの救助活動にあたってもらうことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170124/k10010850561000.html