【ホノルル=田北真樹子、加納宏幸】安倍晋三首相は26日午前(日本時間27日未明)、日米開戦の地となった真珠湾で戦死者を慰霊するため政府専用機でハワイ・オアフ島に到着し、真珠湾攻撃などの戦死者が眠る米国立太平洋記念墓地などを訪問する“慰霊の旅”をスタートした。首相は27日にオバマ大統領と首脳会談を行った後、攻撃で沈んだ戦艦の船体をまたいで建つ追悼施設「アリゾナ記念館」で献花し、それぞれ所感を述べる。
首相は26日午前、岸田文雄外相、稲田朋美防衛相とともに国立太平洋記念墓地で献花し、黙祷(もくとう)をささげた。同墓地にある日系人初の連邦議員、故ダニエル・イノウエ上院議員の墓碑にも献花して黙祷した。
首相は26日午前、岸田文雄外相、稲田朋美防衛相とともに国立太平洋記念墓地で献花し、黙祷(もくとう)をささげた。同墓地にある日系人初の連邦議員、故ダニエル・イノウエ上院議員の墓碑にも献花して黙祷した。
続けて、かつて日系人が多く住んでいたホノルル市内マキキ地区にある日本人墓地でも献花した。墓地には真珠湾攻撃で戦死した旧日本軍人の慰霊碑もある。
首相はまた、ハワイ沖で米原子力潜水艦と衝突して沈没した愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の慰霊碑にも足を運び、献花し黙祷を捧げた。
この後、首相は真珠湾攻撃に参加して戦死した飯田房太中佐記念碑に献花し、米国防総省捕虜・行方不明者調査局を視察。同日夜には日系人との夕食会に出席する。
http://www.sankei.com/politics/news/161227/plt1612270011-n1.html