インフルエンザの患者が全国的に増えていて、国立感染症研究所は25日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。昨シーズンより1か月以上早い流行期入りで、専門家は早めのワクチン接種など対策の徹底を呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、今月20日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週から2700人余り増えて6843人となりました。
この結果、1医療機関当たりの患者数は1.38人と、流行開始の目安とされる「1」を超え、国立感染症研究所はインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。
流行期入りの発表は昨シーズンよりも1か月以上早く、指標が導入された平成12年のシーズン以降、新型インフルエンザが流行した7年前のシーズンに次ぐ早さだということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161125/k10010783971000.html