およそ2年間にわたって活発な噴火活動が続いた小笠原諸島の西之島に、火山の研究者らが噴火後、初めて上陸して本格的な調査を行うことになり、16日、調査チームを乗せた船が島に向けて出航しました。
調査を行うのは、東京大学地震研究所などの調査チームで、16日、神奈川県横須賀市の港から西之島に向けて出航しました。
小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島では、3年前の11月からおよそ2年間にわたって活発な噴火活動が続き、流れ出した溶岩などによって島の大きさはこれまでに東西と南北にそれぞれ1900メートルほどと、もとの島のおよそ12倍に拡大しました。去年11月の観測以降、噴火や溶岩の流出は確認されず、ことし8月に警戒範囲が火口からおよそ500メートルに縮小され、島の一部への上陸が可能になりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161016/k10010731851000.html