「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介された「朝倉緑のふるさと公園」(愛媛県今治市朝倉下)の滑り台(長さ約60メートル)について、公園を管理する今治市が使用禁止にした。猛スピードで滑る動画がインターネット上に広がり、危険性を指摘されたためだ。市は注意を促す立て看板を新設し、14日に使用を再開する予定で、「ルールを守って安全に楽しんでほしい」と呼びかけている。
市によると、滑り台は1991年の設置で、平均斜度は27度。遊具の安全確保をする「日本公園施設業協会」の安全基準を満たし、過去に事故は報告されていない。滑り台の乗降口には「雨上がりなど滑りやすい時はやめましょう」「ナイロンはよく滑るので注意」などと注意看板もあった。
先月下旬、「猛スピードで滑る様子を撮影した動画がネット上に紹介されている。危険ではないか」とするメールが市に届いた。市が確認すると、降雨時らしき時に滑った人が、勢いよく降り口を飛び出して約10メートル離れた歩道に達している動画がアップされていた。
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http://www.asahi.com/articles/ASJB73K7XJB7PFIB001.html