米軍による対ISIS空爆作戦のこれまでのキルレシオは、米兵1名の戦死に対してISISの戦死者は1万5000名に達していることが明らかとなった。
米中央軍トップとなるGeneral Joseph Votelの発言としてTimeが報じた。
オバマ政権は、対ISIS作戦においては地上兵力の投入は行っておらず、主に、戦闘攻撃機やUAVを使った精密誘導爆弾によるISIS拠点への空爆を中心に、これまでの作戦を遂行してきた。
ただし、シリアやイラクには少数の特殊作戦部隊の兵士を投入しており、ISISの戦死者は1万5000名に1名の割合で生じた戦死者はこれらの特殊作戦部隊で生じた損失と見られている。
ドローンウォーズとの呼ばれてきたオバマ大統領による対ISISの軍事戦略については、一部の軍関係者の間からは地上兵力の投入なくしてISISの殲滅は不可能と批判を受けてきたが、キルレシオが1:15000にも達していたという事実は、オバマ大統領は米兵の犠牲を最小限度に抑えるという観点からは極めて効率的に戦争を遂行してきたこととなる。
ただし、ISIS空爆作戦の遂行には年間40億ドル(約4080億円)の予算が投じられている。
http://business.newsln.jp/news/201609130727360000.html